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骨折
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関節リウマチ
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骨肉腫
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変形性関節症
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治療について
骨折
原因・症状
高い所やソファから飛び降りたり時、階段からの落下、フローリングで滑っての転倒、飼い主さんが誤って踏んでしまう、交通事故、喧嘩など日常の中で間違って骨折してしまう事があります。
元気や食欲が落ちたり、患部を舐めるや足を引きずる、トイレがうまくできなかったりなどの行動が見られたら骨折しているかもしれません。
下顎、足、背骨、あばら骨、骨盤などあらゆる場所で骨折する可能性があります。
元気や食欲が落ちたり、患部を舐めるや足を引きずる、トイレがうまくできなかったりなどの行動が見られたら骨折しているかもしれません。
下顎、足、背骨、あばら骨、骨盤などあらゆる場所で骨折する可能性があります。
多い種類
犬・猫全種に起こりえますが、ポメラニアンなど足の細い小型犬やイタリアン・グレイハウンドなど競技用の犬種などは骨折しやすくなります。
治療
骨折時の治療法は主に外科的にピンやプレートを利用した「ピン・プレート固定法」、外側からピンで固定する「創外固定法」、またはギプスで固定する「外副子固定法」の3つがあります。
関節リウマチ
原因
関節リウマチとは自身の免疫異常によって起こる完治の難しい関節炎をさします。
原因は不明ですが、何らかの理由で誘発因子(抗原)が関節の中に侵入し、自身がそれに対して攻撃することで慢性炎症を起こし、関節痛、関節の腫脹、関節内液の増量などが認められます。
原因は不明ですが、何らかの理由で誘発因子(抗原)が関節の中に侵入し、自身がそれに対して攻撃することで慢性炎症を起こし、関節痛、関節の腫脹、関節内液の増量などが認められます。
症状
5歳前後の小型犬に多く発生しやすく、初期は発熱、元気、食欲の低下だけみられ、中期になると歩行異常が認められるともに、左右対称に関節の腫脹が認められます。特に関節は手首と足首が多いです。末期になると、膝関節も含めた多くの関節まで進行し、起立したり、歩行したりすることができなくなります。多くの症例はアザラシのような移動の仕方になり、排便、排尿など飼い主の介助が必要になってきます。
多い種類
ミニチュア・ダックス、チワワ、トイ・プードル、シェットランド・シープドックなど
治療
早期発見、早期治療は基本ですが、関節リウマチの早期発見は非常に難しいです。
診断が下された場合、炎症の緩和、免疫のバランスを目的に副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)や免疫抑制剤を使用します。
関節リウマチの予後は一般的に悪く、治療しなければ早期に関節が破壊されますし、治療を行っても関節の破壊は進行し、最終的には歩行や起立も難しくなってきます。
診断が下された場合、炎症の緩和、免疫のバランスを目的に副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)や免疫抑制剤を使用します。
関節リウマチの予後は一般的に悪く、治療しなければ早期に関節が破壊されますし、治療を行っても関節の破壊は進行し、最終的には歩行や起立も難しくなってきます。
骨肉腫
原因
骨肉腫(こつにくしゅ)とは骨のがん(悪性腫瘍)の事を言います。
骨肉腫は骨の中でも四肢に発生しやすく、さらに前肢のほうが後肢に比べて2倍多いです。
前肢は上腕骨の端によく見られることが多いです。四肢以外でも下顎骨、脊椎、頭蓋骨、肋骨などあらゆる骨に発生します。
骨肉腫は骨の中でも四肢に発生しやすく、さらに前肢のほうが後肢に比べて2倍多いです。
前肢は上腕骨の端によく見られることが多いです。四肢以外でも下顎骨、脊椎、頭蓋骨、肋骨などあらゆる骨に発生します。
症状
四肢に発生する場合だと歩行困難、疼痛、患部の腫れなどの症状が出ます。四肢以外に発生する場合はその部位に依存します。骨肉腫におかされると骨自体が弱くなり骨折しやすくもなります。
動物の種類
セントバーナード、グレートデン、アイリッシュセッター、ドーベルマン、ゴールデンレトリバーなど大型犬が多いです。
治療法
外科手術可能な部位であれば実施します。(四肢の場合は断脚、顎や肋骨などであればそれぞれの部位の切除)外科手術が不適応な部位では放射線療法を実施します。
犬の骨肉腫は転移率が高いため、手術が無事終えたとしても補助的治療として化学療法や放射線療法を行うことが一般的です。
犬の骨肉腫は転移率が高いため、手術が無事終えたとしても補助的治療として化学療法や放射線療法を行うことが一般的です。
変形性関節症
原因
変形性関節症は「全身性」と「局所性」に分類されます。
「全身性」は大小関節が多発性にら患し、原因は不明ですが、要因として、加齢、肥満、遺伝、環境などが挙げられています。
「局所性」は1つあるいはいくつかの関節が侵されます。外傷、奇形、異形成関節、肥満などに基づく二次的な場合があり、股関節および膝関節などにしばしばみられます。
「全身性」は大小関節が多発性にら患し、原因は不明ですが、要因として、加齢、肥満、遺伝、環境などが挙げられています。
「局所性」は1つあるいはいくつかの関節が侵されます。外傷、奇形、異形成関節、肥満などに基づく二次的な場合があり、股関節および膝関節などにしばしばみられます。
症状
初期には症状を示さない事が多く、最初にみられる症状としては患部を触った際の関節の軽度な疼痛、運動時のこわばり、ぎこちなさなどが確認できるかもしれません。後には関節に絶えず疼痛を感じるようになります。また関節が腫れてきたり、強直を起こすこともあります。
多い種類
犬・猫全種
治療
体重管理、運動様式や生活環境の改善、疼痛管理といった保存療法が中心になります。
保存療法に全く反応しない場合には外科療法を検討します。
保存療法に全く反応しない場合には外科療法を検討します。
治療について
《あーす動物病院の整形外科治療の3つの特徴》

01 高齢犬・猫の治療に強み
高齢の犬・猫の変形性関節症に安全性の高い治療を実施しています
変形性関節症は、慢性的な痛みを伴う疾患の中でも最も多い疾患の1つであり、加齢・肥満・外傷・遺伝などさまざまな要因が関与しています。
犬も猫も高齢化に伴い変形性関節症は、多く発症して、高齢の犬で40%、猫で74%以上が発症しているという報告もあります。当院では、肝臓や、腎臓への負担も少なく、安全に長期間治療に使用できる、犬の変形性関節症用の代表的な治療薬『リブレラ』、猫の変形性関節症用の治療薬『ソレンシア』などを用いて、高齢の犬や、猫の『足の痛み』のケアを実施しています。
変形性関節症は、慢性的な痛みを伴う疾患の中でも最も多い疾患の1つであり、加齢・肥満・外傷・遺伝などさまざまな要因が関与しています。
犬も猫も高齢化に伴い変形性関節症は、多く発症して、高齢の犬で40%、猫で74%以上が発症しているという報告もあります。当院では、肝臓や、腎臓への負担も少なく、安全に長期間治療に使用できる、犬の変形性関節症用の代表的な治療薬『リブレラ』、猫の変形性関節症用の治療薬『ソレンシア』などを用いて、高齢の犬や、猫の『足の痛み』のケアを実施しています。
02 予防~治療まで一貫して対応
当院では骨折や、膝蓋骨脱臼などは『防ぐこともできる整形外科疾患』だと考えております。そのため、骨折や膝蓋骨脱臼を防ぐための抱っこの仕方や、生活の仕方などを説明して、骨折や、膝蓋骨脱臼を『治す』だけでなく『予防』にも力を入れております。
03 二次病院との連携
高度医療施設とも連携体制を築いており、必要に応じて、東京都内の病院や、埼玉県、千葉県にある2次診療施設へ手術のご紹介もさせて頂いております。