【獣医師が解説】犬の涙やけの原因と治し方とは?|八潮市のあーす動物病院

犬の涙やけと受診すべきタイミングとは?

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。

「目の下が赤茶色く変色している」「涙の跡がこびりついて落ちない」
そんな症状にお困りではありませんか?
今回は、小型犬に多く見られるお悩み「涙やけ」について、原因から予防、治療方法まで詳しくご紹介いたします。
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症状|犬の涙やけとは?
涙やけとは、目からあふれた涙が目の下に流れ、その部分が赤茶色に変色してしまう状態を指します。
見た目の変化だけでなく、皮膚の炎症やかゆみ・においが気になることもあります。

よく見られる犬種:
• トイ・プードル
• マルチーズ
• チワワ
• シーズー
• ポメラニアン など
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原因|なぜ涙やけが起こるのか?

涙やけには、さまざまな原因が関係しています。
1. 涙の量が多い
異物やアレルギーなどで涙の分泌が増えると、あふれやすくなります。
2. 涙の排出がうまくいかない
涙は「鼻涙管(びるいかん)」という管を通って鼻に抜けます。これが詰まったり狭かったりすると、涙が外に流れてしまいます。
小型犬では構造的に鼻涙管が細いため、特に涙やけが起こりやすいです。
3. 被毛への刺激
涙が常に毛を濡らすと、雑菌が繁殖して色素沈着を起こしやすくなります。
4. 食事や体質の影響
添加物の多いフードや、体質による腸内環境の乱れが涙の分泌に影響を与えることもあります。
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動物病院に行くべき目安
以下のような場合は、病気が隠れている可能性がありますので、動物病院での診察をおすすめします。
• 涙が常に出ている
• 目やにや充血がある
• 片目だけ涙が多い
• 涙やけの部分がただれている
• 目をこすったり気にしたりしている
涙やけの原因は目だけではなく、皮膚・鼻涙管・内臓など複数あるため、原因の特定が大切です。
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治療|涙やけへの基本的な対応
治療は、原因に応じて以下のようなアプローチを行います。
• 目の異常がある場合:点眼薬や眼の洗浄
• 鼻涙管の閉塞:洗浄処置
• 皮膚炎がある場合:消炎剤や抗菌薬の外用・内服
• 食事が原因の疑い:フードの見直し(低添加物フード、涙やけ対応食)
• 慢性症状の場合:体質改善を含む長期的な管理
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あーす動物病院での治療
当院では、涙やけの根本原因を突き止めるために、目・鼻・皮膚の状態を総合的に診察します。
必要に応じて、鼻涙管の洗浄処置や細菌検査、食事指導を行い、見た目の改善だけでなく再発予防まで見据えたサポートを行っています。
また、小型犬の飼い主様には毎日のケア方法も丁寧にお伝えしていますので、初めての方もご安心ください。
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ご自宅での対処法
軽度の涙やけであれば、自宅でのケアでも改善が見込めます。
• 涙をこまめに拭き取る(ぬるま湯を含ませたガーゼなどで1日数回)
• 涙やけ専用のローションやシートを活用する
• 目元の被毛を短く整える(トリマーや病院での処置)
• 部屋のホコリや花粉対策を行う
• 水分を多く摂らせる工夫(ウェットフードや飲水量のチェック)
※ただし、皮膚がただれている場合や目やにがある場合は、自己判断せず受診をおすすめします。
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予防|涙やけを防ぐための生活習慣
• 被毛の手入れ(特に目元の毛は清潔に)
• アレルゲン対策(花粉・ハウスダスト)
• 添加物の少ない食事への切り替え
• 定期的な健康チェックとトリミング
• ストレスを減らす生活環境づくり
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Q&A|よくあるご質問

Q. 涙やけは治りますか?
→原因に応じた適切な治療を行えば、見た目の改善は可能です。ただし、完全にゼロにするには継続的なケアが必要です。
Q. 涙やけだけで受診してもいいですか?
→もちろん大丈夫です。涙やけは病気のサインかもしれないため、気になった時点での受診をおすすめします。
Q. 涙やけの薬用シャンプーは効果がありますか?
→補助的には効果がありますが、原因を特定してからの使用が望ましいです。
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まとめ
涙やけは見た目だけでなく、不快感や皮膚トラブルにつながることもある症状です。
日常的なケアも大切ですが、原因に応じた正しい対応が必要です。
「涙やけが気になってきた」「改善しない」「ずっと続いている」そんなお悩みがありましたら、ぜひ一度、あーす動物病院までご相談ください。
ご愛犬の状態に合わせた、最適なケアと治療をご提案いたします。

【獣医師が解説】犬の目やにが多い・変な色?考えられる原因と対処法|八潮市のあーす動物病院

犬の目やにと受診すべきタイミングとは?

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。

「朝になると目の周りに目やにがべったり」「最近、片目だけやたらと目やにが出る…」といったお悩みをお持ちの飼い主様はいらっしゃいませんか?
犬の目やには一時的なもので心配のいらないこともありますが、病気のサインである可能性もあります。
今回は、犬の目やにの原因や見分け方、受診の目安、そして予防方法まで詳しくご紹介します。
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症状|犬の目やにの特徴と見分け方
目やには犬にとっても自然な生理現象のひとつですが、以下のような変化があると注意が必要です。

正常な目やに
• 少量で、色は薄茶色〜透明
• 起きた直後などに少しついている程度
• 毎日ふき取ればすぐに取れる
注意が必要な目やに
• 量が増えている・一日中出ている
• 色が黄緑色、白濁、血が混じる
• ドロっとした膿のような形状
• 臭いがある・粘りが強い
このような変化が見られる場合、病気や異常の可能性があります。
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原因|犬の目やにが増える理由
犬の目やにが増える原因はさまざまです。代表的なものをご紹介します。

1. 結膜炎
アレルギーや感染などにより、目の粘膜が炎症を起こすと、白や黄色の目やにが出ます。
2. 角膜炎・異物混入
目にゴミや毛が入ると、異物を排出しようとして涙とともに目やにが増えます。
3. ドライアイ(乾性角結膜炎)
涙の量が不足することで目に炎症が起き、目やにが多くなることがあります。特にシーズーやパグなどがかかりやすい傾向にあります。
4. 鼻涙管の異常
涙の通り道である鼻涙管が詰まると、涙と一緒に目やにもたまりやすくなります。
5. 感染症
ウイルスや細菌による感染が原因で、黄色や緑色の目やにが出ることもあります。
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動物病院に行くべき目安
以下のような場合は、早めの受診をおすすめします。
• 片目だけ目やにが出る・腫れている
• 目をショボショボさせている・こする
• 目やにの色が黄色・緑・血が混じる
• 目やにと一緒に涙や充血がある
• 目の周りがただれてきた
目のトラブルは進行が早く、放置すると視力に影響する可能性もあります。
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治療|状態に応じた適切な対応

原因に応じて、以下のような治療を行います。
• 結膜炎・角膜炎:抗菌・消炎作用のある点眼薬や内服薬
• 異物の除去:目を洗浄して異物を取り除く処置
• ドライアイ:涙の分泌を促す点眼薬や保湿点眼
• 感染症:抗生物質の投与
• 鼻涙管異常:洗浄処置や外科的アプローチ(重症例)
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あーす動物病院での治療

当院では、目の状態をしっかりと視診・検査し、原因を明確化したうえで治療を行います。
スリットランプ(眼の細部を確認する専用器具)や涙液検査、染色検査なども行い、必要に応じて点眼治療・内服・処置を組み合わせます。
「よくある目やに」で済ませず、ご愛犬の快適な視界と健康を守ることを第一に治療を進めてまいります。
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ご自宅での対処法

軽度の目やにであれば、ご自宅でもケアが可能です。
• 清潔なガーゼやコットンで優しく拭き取る(ぬるま湯や専用のアイローションを使うと◎)
• 目の周囲の毛を清潔に保つ
• トリミングで目周りの毛が目に入らないようにする
※ただし、赤み・痛み・大量の目やにがある場合は、家庭での対処だけで済まさず、受診してください。
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予防|日常生活で気をつけるポイント
• 被毛の手入れ(特に目周り)
• 室内の清掃(ホコリや毛の飛散防止)
• 目元の清拭を毎日行う習慣
• 定期的な健康診断で目のチェック
また、慢性的に目やにが出る犬種(シーズー、パグ、フレンチブルドッグなど)では、継続的なケアが特に重要です。
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Q&A|よくあるご質問
Q. 目やにだけで受診するのは大げさでしょうか?
→いいえ。目やには病気のサインであることが多いため、気になったら早めの診察をおすすめします。
Q. 市販の目薬を使ってもよいですか?
→人間用や市販の目薬は犬に適さないことがあるため、獣医師の診断を受けたうえでの使用が安全です。
Q. 目やにの色で何が分かりますか?
→透明や薄茶色は生理的、黄色や緑、赤っぽい目やには感染や炎症の可能性があります。
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まとめ

犬の目やには、日常的なものと病気のサインが混在しており、色や量、左右差などの変化が見逃せないポイントです。
「目やにが急に増えた」「見た目やにおいがおかしい」など、少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。
あーす動物病院では、ご愛犬の目の健康を守るサポートを丁寧に行っています。
小さな変化が、大きな病気の予防につながるかもしれません。

【獣医師が解説】犬のいびきが気になる…病気のサイン?安心できるケースとの違いとは|八潮市のあーす動物病院

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。

「最近、うちの子のいびきが大きくて心配…」
「いびきをかくのは老化?それとも病気?」と感じていらっしゃる飼い主様はいませんか?
犬のいびきは、生理的な場合と、健康上の問題が隠れている場合とがあります。
今回は、犬のいびきの原因や見分け方、自宅でできる対策や病院での治療方法について詳しくご紹介いたします。
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症状|犬のいびきとは?

犬のいびきは、眠っているときに「グーグー」「ズーズー」と呼吸音が聞こえる状態です。
特に以下のようなケースが見られます。
• 仰向けで寝ているときにいびきが出る
• 鼻が詰まっているような音がする
• 呼吸が不規則、途中で止まるように感じる
• 起きているときもブーブーという鼻音がする
一時的なものもあれば、慢性的に続く場合もあります。
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原因|犬のいびきの理由とは?

犬のいびきの原因は主に以下のように分けられます。
1. 鼻や喉の構造(短頭種)
パグ、フレンチブルドッグ、シーズーなどの短頭種は、鼻腔が狭く軟口蓋が長いため、空気の通り道がふさがれやすく、いびきをかきやすい傾向があります。
2. 姿勢や体勢
仰向けや顎を下げた体勢で寝ると、気道が圧迫されていびきが出ることがあります。
3. 肥満
脂肪の蓄積によって、喉の気道が狭まり、いびきを引き起こします。
4. 鼻炎や気道感染症
アレルギー性鼻炎やウイルス感染、慢性気道炎などによって、鼻詰まりや粘膜の炎症が起きると、呼吸がしづらくなります。
5. 異物混入
鼻腔内に異物が入ると、鼻呼吸が妨げられ、いびきや異常音が出ることがあります。
6. 睡眠時無呼吸症候群(特に短頭種・肥満犬)
眠っている間に呼吸が一時的に止まることがあり、重度の場合は命に関わることもあります。
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動物病院に行くべき目安

以下のような場合は、病気の可能性が高いため、動物病院での診察をおすすめします。
• 起きているときにも呼吸音が異常
• いびきが突然大きくなった・増えた
• 寝ている最中に呼吸が止まることがある
• 寝起きに咳き込む、苦しそうにする
• 元気や食欲がない、ぐったりしている
いびきの裏には、呼吸器系の病気や、構造的な問題が隠れていることがあります。
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治療|いびきの原因に応じた対応

原因に応じて以下のような治療を行います。
• 感染症・鼻炎:抗生物質や抗炎症薬の投与、点鼻薬など
• 肥満:減量プログラムの実施(食事・運動指導)
• 軟口蓋過長症などの短頭種症候群:外科的な手術が必要な場合も
• 異物混入:内視鏡や洗浄による除去
• 無呼吸症候群の疑い:睡眠中の様子を観察し、必要に応じて外科的矯正
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あーす動物病院での治療

当院では、呼吸音の観察やレントゲン、必要に応じて麻酔下検査を行い、いびきの原因を特定します。
特に短頭種や肥満犬には注意深く対応し、必要に応じて外科処置のご案内も行っています。
「大きないびきがあるけれど問題ないのか知りたい」などのご相談だけでも大歓迎です。
安心して過ごせるよう、的確な診断とサポートを行っております。
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ご自宅での対処法

いびきが軽度の場合、ご自宅でもできるケアがあります。
• 体勢を整える:仰向けではなく横向きに寝かせる工夫を
• 首元にタオルを敷いて、呼吸がしやすい姿勢に
• 適正体重をキープ:肥満による気道圧迫を防ぎます
• 室内の空気を清潔に保つ:埃や花粉などを避け、アレルギー対策を
• 加湿器を使い、乾燥を防ぐ
ただし、改善が見られない場合や症状が進行するようであれば、すぐにご相談ください。
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予防|日頃から気をつけたいこと
• 肥満予防(適切な食事管理と運動)
• 短頭種は早めに呼吸の様子をチェック
• 鼻炎やアレルギーの早期治療
• 生活環境を整え、空気の質を維持
• 定期的な健康診断で異常を早期発見
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Q&A|よくあるご質問

Q. いびきがあるけど元気。病院に行くべき?
→元気があり、いびきが軽度なら様子見でも問題ないことが多いですが、急にひどくなったり、日中にも音が出るようなら診察をおすすめします。
Q. いびきは年齢とともに出やすくなる?
→加齢により筋肉の緩みや肥満が影響していびきが出ることもありますが、病気が原因のこともあるため注意が必要です。
Q. 短頭種はみんないびきをかく?
→多くの短頭種で見られますが、あまりにひどい場合は「短頭種気道症候群」の可能性があるため要注意です。
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まとめ

犬のいびきは、構造的な問題や一時的な姿勢によるものが多い反面、病気のサインである可能性もあるため、慎重に見極めることが大切です。
「ただのいびきだと思っていたら、実は病気だった」というケースも少なくありません。
あーす動物病院では、いびきの背景にある健康状態を丁寧に診断し、必要な治療をご提案しております。
少しでも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。

【獣医師が解説】犬がけいれんを起こしたら?考えられる原因と対処法|八潮市のあーす動物病院

【獣医師が解説】犬がけいれんを起こしたら?考えられる原因と対処法|八潮市のあーす動物病院
犬のけいれん、原因と受診すべきタイミングとは?

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。

「突然、愛犬が震えて倒れた」「口を泡だてて全身が硬直していた」
そんな“けいれん”のような症状に遭遇したら、驚きと不安で何をすべきかわからなくなるかもしれません。
犬のけいれん発作にはさまざまな原因があり、命に関わるケースもあります。
今回は、けいれんの種類や原因、病院に連れて行くタイミング、ご家庭での対応、そして治療や予防まで詳しくご紹介します。
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症状|犬のけいれんとは?

けいれんとは、筋肉が自分の意思とは関係なく収縮する状態です。
以下のような症状が見られることがあります。

• 急にバタンと倒れる
• 手足がつっぱる・ガクガク震える
• 意識がもうろうとしている、呼びかけに反応しない
• よだれ、口から泡を吹く
• 失禁・脱糞する
• 数十秒~数分でおさまる(反復することも)
※軽度の場合、意識は保たれたまま顔や足がピクピク動くこともあります。
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原因|犬のけいれんを引き起こす要因
犬のけいれんには以下のような原因があります。

1. てんかん(特発性てんかん)
若い犬に多く、脳に明確な異常がないにも関わらず発作を繰り返す病気です。
2. 脳の病気
脳炎、腫瘍、水頭症、外傷などで神経に異常が生じてけいれんが起きることがあります。
3. 低血糖・肝疾患・腎不全
血糖値の異常や体内の老廃物がたまると、神経に悪影響を及ぼすことがあります。
4. 中毒(誤食)
殺虫剤・キシリトール・チョコレート・タバコなどを摂取した場合、けいれん発作を引き起こすことがあります。
5. 熱中症
体温の上昇により脳がダメージを受け、けいれんすることがあります。
6. 心臓疾患やショック状態
けいれんに似た痙攣・虚脱を引き起こすケースもあります。
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動物病院に行くべき目安
けいれんが発生したら、基本的にはすぐに動物病院へご相談ください。
特に以下のような場合は緊急対応が必要です。

• 初めてけいれんを起こした
• けいれんが5分以上続いている
• 短時間に何度もけいれんを繰り返している
• 意識が戻らない
• 呼吸が苦しそう・ぐったりしている
• 子犬や高齢犬、持病がある犬の場合
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治療|けいれんの原因に応じた処置
けいれんの治療は、原因の特定と発作のコントロールが基本です。

• てんかん:抗てんかん薬の投与(内服)による継続的管理
• 脳疾患:MRI検査やCT検査を行い、必要に応じて内科・外科治療
• 低血糖・内臓疾患:血液検査を行い、点滴や食事療法で調整
• 中毒:摂取物の特定と解毒処置・入院管理
• 熱中症・緊急疾患:体温管理・輸液・集中治療
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あーす動物病院での治療

当院では、けいれん発作に対して迅速かつ的確な対応を行う体制を整えております。
問診・血液検査・レントゲン・必要に応じて高度医療機関と連携し、脳神経系の精密検査をご案内することも可能です。
また、てんかんを抱えるワンちゃんには生活に合わせた投薬プランや再発予防のアドバイスを行っております。
「まずは相談だけでも」という方も、どうぞお気軽にご来院ください。
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ご自宅での対処法
けいれんが起きた場合、慌てず以下の対応をしてください。

• 落ち着いて時間を測る(発作時間を把握)
• 周囲の家具や障害物をどかし、ケガを防ぐ
• 口の中に手を入れない(咬傷のおそれ)
• 動画を撮影できると診断に役立つことも
• 発作後は静かな環境で休ませる
発作が治まった後でも、必ず獣医師に相談してください。
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予防|けいれんを防ぐためにできること
• 中毒物の誤食を防ぐ(チョコ、タマネギ、薬品など)
• てんかんと診断された場合は毎日の投薬を継続
• 熱中症対策(夏場の散歩・室温管理)
• 定期的な健康診断で内臓疾患の早期発見
• 発作記録をつける(頻度や時間、状況)
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Q&A|よくあるご質問

Q. けいれんと震えの違いは?
→けいれんは筋肉の不随意運動で、意識を失っていることも多いです。一方、震えは寒さ・不安・痛みなどで起こるもので、意識ははっきりしています。
Q. 1回だけのけいれんでも病院に行くべき?
→はい。初めてのけいれんは何か重大な疾患が背景にある可能性があるため、早めの受診が大切です。
Q. てんかんは一生治りませんか?
→完治は難しいケースが多いですが、薬によって発作を抑えることができ、日常生活を穏やかに過ごせるようになります。
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まとめ

犬のけいれんは、見た目が非常にショッキングな症状でありながら、その原因は多岐にわたります。
早期の受診・的確な診断が、ワンちゃんの命を守ることにつながります。
あーす動物病院では、けいれんを起こした際の緊急対応から継続治療までしっかりサポートいたします。
「少しでも様子がおかしい」「初めてでどうすればいいか分からない」といったご相談も、どうぞお気軽にお申し付けください。

7月の休診日について

7月の休診日について

毎週木曜日に加えて、7月2日(水)・7月16日(水)・7月30(水)午後が休診となります。

よろしくお願いいたします。

【獣医師が解説】犬が咳をするのはなぜ?考えられる原因と受診の目安|八潮市のあーす動物病院

【獣医師が解説】犬が咳をするのはなぜ?考えられる原因と受診の目安|八潮市のあーす動物病院

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。

「最近、愛犬がゴホゴホと咳をするようになった」「風邪?それとも心臓の病気?」
そんなご相談をいただくことが増えています。
犬の咳は一時的な刺激によるものから、重大な疾患のサインまで、さまざまな原因が考えられます。
今回は、犬の咳の見分け方・原因・受診の目安・治療方法をご紹介いたします。
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症状|犬の咳の特徴とは?

犬の咳は以下のような形で現れます。

• 「ケッケッ」「ゴホゴホ」と喉に詰まったような音
• 発作的に咳が続く
• 咳をすると吐くような仕草をする
• 夜間や運動後に咳が悪化する
• 咳のあとに舌の色が悪くなる(紫色っぽい)
咳の仕方や頻度、時間帯などによって、ある程度の原因が推測できます。
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原因|犬の咳はなぜ起こる?

犬の咳にはさまざまな原因があります。

1. ケンネルコフ(犬伝染性気管気管支炎)
犬の“風邪”ともいえる感染症。ウイルスや細菌が原因で咳が出ます。特に子犬や多頭飼育の環境で感染しやすいです。
2. 気管虚脱
特に小型犬に多い病気で、気管がつぶれるように変形し、呼吸が苦しくなり咳が出ます。
3. 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症など)
心臓の病気によって心臓が肥大して気管を押しあげたり、肺に水がたまる(肺水腫)と、夜間や安静時に咳が出やすくなります。
4. 異物の誤飲や刺激物
誤って吸い込んだ草、ホコリ、煙などによって咳が出ることがあります。
5. 気管支炎・肺炎
細菌感染やアレルギーによる気道の炎症が原因で、咳や発熱がみられます。
6. 腫瘍・フィラリア症
高齢犬や未予防の犬では、より重篤な原因が潜んでいる場合もあります。
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動物病院に行くべき目安
以下のような場合は、早めの受診をおすすめします。
• 咳が数日以上続いている
• 咳の頻度が増えている・悪化している
• 咳とともに元気や食欲が落ちている
• 咳のあとに吐く・失神する
• 夜間や運動後に特にひどくなる
• 呼吸が苦しそう(開口呼吸・肩で息をしている)
• 子犬や高齢犬で咳が出ている
放置すると、重症化・慢性化・命に関わるケースもあります。
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治療|原因に応じた治療法

咳の治療は、原因を特定したうえで行います。
• ケンネルコフ:抗生剤、咳止め、ネブライザー療法(吸入)など
• 気管虚脱:内服薬、体重管理、ハーネス使用、重度では外科手術も
• 心臓病:心臓の働きをサポートする薬・利尿剤など
• 肺炎や気管支炎:抗生剤、消炎剤、加湿などの対症療法
• 異物・腫瘍:画像検査のうえ、内視鏡や手術が必要なことも
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あーす動物病院での治療

当院では、問診・聴診・レントゲン・超音波・血液検査などを組み合わせて原因を特定し、ワンちゃんの状態に合わせた最適な治療を行っております。
気管虚脱や心臓病に関しては、慢性疾患としての継続管理も得意としていますので、長く付き合う必要がある咳にも対応可能です。
「急に咳が出始めた」「以前から咳があるが、年齢のせいかと思っていた」など、どんなケースでもお気軽にご相談ください。
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ご自宅での対処法
軽度の咳で元気・食欲がある場合には、以下の対処が有効なこともあります。
• 部屋を加湿し、空気を乾燥させない
• 空気清浄機などでホコリや花粉を除去
• 散歩中の冷たい空気・排気ガスを避ける
• 首輪ではなくハーネスに切り替える(特に小型犬)
※市販の咳止めを犬に使用するのは危険です。必ず獣医師の判断を仰いでください。
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予防|咳を防ぐためにできること
• ケンネルコフに対してワクチン接種
• 定期的な健康診断で心臓や呼吸器の早期チェック
• フィラリア予防の継続
• 室内の空気環境を清潔に保つ
• 太りすぎないよう体重管理(気管虚脱・心疾患予防)
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Q&A|よくあるご質問

Q. 一時的に咳が出ただけでも受診したほうがいいですか?
→1~2回だけで元気・食欲に異常がなければ様子見でも構いません。ただし、繰り返すようなら早めの受診をおすすめします。
Q. 咳と嘔吐の違いがわかりません。
→咳は「カッカッ」と短い呼気音、嘔吐は「オエッ」と腹筋を使った動作になります。咳のあとに吐く仕草をすることもあり、見分けにくいケースもあるため、気になるときは動画撮影してご相談ください。
Q. 咳をしているのに元気。様子を見ても大丈夫?
→元気でも咳が慢性化していると、慢性的な呼吸器疾患のサインかもしれません。特に小型犬や高齢犬では、注意が必要です。
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まとめ
犬の咳は軽視しがちですが、見逃すと命に関わる病気の初期サインであることもあります。
咳の様子、頻度、時間帯、犬の年齢や状態をふまえて、早めのご相談が大切です。
あーす動物病院では、咳の原因を丁寧に見極め、適切な治療と予防を提供いたします。
「この咳、心配だけど様子を見ていいのか不安…」という場合でも、どうぞお気軽にご相談ください。

犬の下痢、原因と受診すべきタイミングとは?

犬の下痢、原因と受診すべきタイミングとは?

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。

愛犬が突然下痢をすると、「どうしたんだろう?」「このままで大丈夫?」と不安になってしまいますよね。
犬の下痢は実はよく見られる症状ですが、放置すると思わぬ病気が隠れていることもあります。
今回は、犬の下痢の原因と、受診すべきタイミングについてご説明します。
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■ 犬の下痢の原因とは?

犬が下痢をする原因はさまざまですが、主なものをいくつかご紹介します。

1. 食事や食べ物の変化

急にフードを変えたり、人間の食べ物を食べてしまったりすると、犬の消化器官に負担がかかり、下痢を引き起こすことがあります。特に脂肪分が多い食べ物や調味料が含まれているものは、消化不良を起こしやすいです。

2. ストレス

犬も人間と同じように、ストレスが原因で体調を崩すことがあります。引っ越しや旅行、飼い主の不在、大きな音や騒音がストレスとなり、下痢を引き起こすことがあります。

3. ウイルスや細菌感染

犬が下痢をする場合、ウイルスや細菌による感染症が原因のこともあります。特に子犬や免疫力が低下している犬では、パルボウイルスやカンピロバクターなどが原因で下痢が続くことがあります。

4. 寄生虫

犬が外で遊んだり、他の動物と接したりすることによって、寄生虫に感染することがあります。回虫やコクシジウム、ジアルジアなどの寄生虫が原因で下痢を引き起こすことがあります。

5. 消化器疾患

長期間の下痢や食欲不振、体重減少などが見られる場合、消化器系の疾患が原因であることもあります。腸炎や膵炎、さらに腫瘍やアレルギー性疾患などが疑われることがあります。
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■ 犬の下痢、受診すべきタイミングとは?

犬の下痢が軽度の場合、食事管理や一時的な休養で改善することもありますが、症状が続く、または重症化する前に受診することが重要です。
下記のような場合は、できるだけ早く動物病院での診察を受けましょう。

1. 血便が出ている

血液が混ざった便は、消化器系に何らかの異常があることを示唆しています。放置せずに早急に受診しましょう。

2. 嘔吐を伴う

下痢とともに嘔吐が続く場合、脱水や体調の悪化が進んでいる可能性があります。特に子犬や高齢犬では、急速に体調が悪化することがあるため、早期の対応が必要です。

3. 元気や食欲がない

元気がなく、食欲がない場合は、体調が悪化している証拠です。下痢が続くと、脱水症状や栄養不足になりやすくなるため、注意が必要です。

4. 子犬や高齢犬、病歴がある犬の場合

子犬や高齢犬、または他の病気を抱えている犬では、下痢が深刻な病気のサインであることがあります。特に免疫力が低下している犬は、病気が進行しやすいため、早期に受診することが推奨されます。

5. 1日以上続く

軽度の下痢であれば、数回の排便で治まることもありますが、1日以上続く場合は早急に受診を検討しましょう。原因を特定し、適切な治療を受けることが重要です。
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■ あーす動物病院での診察の流れ

あーす動物病院では、犬の下痢の原因を丁寧に診断し、最適な治療を行っています。診察の流れは以下の通りです。

1. 問診・視診:犬の症状を詳しく伺い、どのような環境や食事の変化があったかを確認します。
2. 検査:便検査や血液検査、必要に応じて超音波検査を行い、原因を特定します。
3. 治療法の提案:原因に基づいた治療を行い、薬の処方や食事療法などを提案します。

症状が軽い場合でも、適切な対応を早期に取ることで、愛犬の健康を守ることができます。
何か気になる症状があれば、まずはご相談ください。
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■ 八潮・草加エリアで犬の下痢にお困りの飼い主様へ

あーす動物病院は、八潮市、草加市、三郷市、足立区などを中心に、多くの飼い主様にご利用いただいております。
犬の下痢や消化器系の不調でお困りの方は、ぜひ当院にご相談ください。

犬が震える…これって大丈夫?考えられる原因と受診すべきタイミング

犬が震える…これって大丈夫?考えられる原因と受診すべきタイミング

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。

「最近、うちの子が小刻みに震えることがある…」
「怖がっているのかな?それとも体調が悪い?」

このようなご相談をいただくことがあります。
犬が震えるのには、健康に問題のないものから早めに受診すべき病気のサインまで、さまざまな原因があります。

今回は、犬が震える原因と、動物病院を受診すべきタイミングについてわかりやすくご紹介します。
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■ 犬が震える原因とは?

1. 寒さ・冷え

寒い季節や、エアコンの効きすぎた室内などで震えることがあります。特に小型犬や短毛犬、子犬やシニア犬は体温調整が苦手なため、寒さで震えることがあります。

2. 不安・恐怖・緊張

雷や花火、大きな音、動物病院やトリミングなど、犬が「怖い」と感じる場面で震えることがあります。これは一時的なものが多く、落ち着くと自然に治まるケースがほとんどです。

3. 興奮・嬉しさ

飼い主さんとの再会や、お散歩前の興奮などで震えることもあります。これはポジティブな感情によるものなので、特に心配はいりません。

4. 痛みや体調不良

関節やお腹など、どこかに痛みがあるとき、震えとして現れることがあります。特に震えとともに元気がない・食欲がない・動きたがらないといった症状がある場合は、体調不良のサインかもしれません。

5. 低血糖

特に子犬や小型犬、空腹時間が長い犬は、低血糖を起こすことがあります。ぐったりして震える、ふらつく、意識がもうろうとする場合は、緊急対応が必要です。

6. 神経や筋肉の異常

高齢の犬や、特定の神経疾患を持つ犬では、神経や筋肉の異常で震えが起こることがあります。慢性的に続く震えや左右差がある震えは、専門的な検査が必要になることもあります。
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■ 受診をおすすめするタイミング

犬の震えがすべて病気というわけではありませんが、次のような場合は早めに動物病院への相談をおすすめします。

• ✅ 震えが長時間続いている
• ✅ 震えとともに元気・食欲がない
• ✅ 歩き方がおかしい、ふらつく
• ✅ 嘔吐や下痢を伴っている
• ✅ ぐったりして動かない
• ✅ 意識がもうろうとしている
• ✅ 高齢犬や子犬で震えが目立つ

「寒いだけかな?」と思っても、見えない痛みや体調不良が隠れていることもあります。
少しでも気になる様子があれば、早めにご相談ください。
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■ あーす動物病院での診察の流れ

あーす動物病院では、飼い主様のお話を丁寧に伺い、次のような流れで診察を行います。

1. 問診・触診
愛犬の普段の様子や震えの状態を詳しく伺い、体調チェックを行います。
2. 必要な検査
必要に応じて血液検査や画像検査(レントゲン・超音波)を行い、痛みや内臓の異常を確認します。
3. 治療やケアの提案
原因に応じて、痛み止めや点滴、食事指導などを行い、飼い主様に分かりやすく説明します。
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■ 八潮・草加エリアで犬の震えが気になる飼い主様へ

あーす動物病院は、八潮市・草加市・三郷市・足立区からも多くの飼い主様にご利用いただいております。
「震えだけで病院に行ってもいいのかな?」と迷われる方も多いですが、
早めの相談が愛犬の健康を守ることにつながります。
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犬の震えが気になったら、まずはお気軽にご相談ください。
あーす動物病院が、皆さまの大切なご家族を全力でサポートいたします。

犬の血便…これって大丈夫?考えられる原因と受診すべきタイミング

犬の血便…これって大丈夫?考えられる原因と受診すべきタイミング

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。

「便に血が混じっている…」
「鮮やかな赤い血がついている…」

愛犬の便に血が混じっているのを見つけると、とても不安になりますよね。
血便は、軽い腸の炎症から命に関わる病気まで、さまざまな原因で起こります。

今回は、犬の血便の原因と、動物病院を受診すべきタイミングについて、獣医師の視点でわかりやすくご説明します。
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■ 犬の血便とは?

犬の血便には、大きく2種類のパターンがあります。

1. 鮮やかな赤い血(鮮血便)
・便の表面や最後につく赤い血
・肛門や直腸、大腸付近からの出血が考えられます

2. 黒っぽいタール状の便(黒色便)
・便全体が黒くベタっとしている
・胃や小腸など、消化管の上部からの出血が考えられます

色や状態によって、疑われる病気や原因が異なるため、どのような血便かを確認することが大切です。
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■ 犬の血便の主な原因

1. 一時的な腸の刺激・ストレス
・食べ慣れないものを食べた
・環境の変化やストレス
・便が硬すぎて肛門を傷つけた
こういった軽い刺激やストレスで、一時的に血便が出ることがあります。

2. 寄生虫や細菌感染
・コクシジウム、ジアルジアなどの寄生虫
・カンピロバクター、サルモネラ菌などの細菌
これらの感染症により、血便や下痢が引き起こされることがあります。特に子犬や免疫力が低下している犬は注意が必要です。

3. ウイルス感染
・パルボウイルス感染症
重症化しやすく、命に関わる危険なウイルスです。血便だけでなく、激しい下痢や嘔吐、ぐったりする症状が特徴です。

4. 食物アレルギー・腸炎
・特定の食べ物によるアレルギー
・慢性的な腸の炎症(炎症性腸疾患など)
長期間、血便や下痢が続く場合は、これらの病気が隠れていることもあります。

5. 消化器の腫瘍やポリープ
高齢犬に多く見られ、便に血が混じることがあります。
慢性的な血便や体重減少がある場合は、精密検査をおすすめします。
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■ こんな血便は、早めに動物病院へ
以下のような場合は、自己判断せず、早めにご相談ください。

✅ 何度も血便を繰り返す
✅ 血便と一緒に下痢や嘔吐がある
✅ 便の色が黒く、ベタっとしている(黒色便)
✅ 元気がない、食欲がない
✅ 子犬や高齢犬で血便が出ている
✅ 体重が減ってきている

早めに原因を特定し、適切に治療することで、重症化や命に関わるリスクを防ぐことができます。
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■ あーす動物病院での診察の流れ
当院では、血便の状態や体調に合わせて、次のように診察を進めています。

1.問診・便の状態確認
2.便検査・血液検査確認
3.必要に応じて超音波・レントゲン検査
4.原因に応じたお薬や食事療法の提案

無理な検査はせず、飼い主様と相談しながら治療方針を決めていきますので、安心してご相談ください。


■ 八潮・草加エリアで犬の血便にお困りの飼い主様へ

あーす動物病院は、八潮市・草加市・三郷市・足立区など多くの飼い主様にご来院いただいています。

「血便だけで受診していいのかな…」と迷われる方も多いですが、小さなサインを見逃さないことが健康を守る第一歩です。
気になる症状があれば、ぜひ早めにご相談ください。

犬が吐く原因と受診すべきタイミングとは?

犬が吐く原因と受診すべきタイミングとは?

八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院の院長横内です。

愛犬が突然吐いたり、何度も吐いたりすると心配になりますよね。
犬が嘔吐する原因はさまざまで、軽度のものから深刻な病気まで多岐にわたります。

今回は、犬が吐く原因と、受診すべきタイミングについてご説明します。

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■ 犬が吐く原因とは?

犬が嘔吐をする原因は、軽いものから深刻なものまでさまざまです。

以下に代表的な原因をいくつか紹介します。

1. 食べ過ぎ

犬は食べることが好きで、食事を一度に大量に食べたり、急いで食べたりすると嘔吐することがあります。また、水を大量に飲んだ後も吐くことがあります。

2. 食事内容の変化

急にフードを変えたり、人間の食べ物を与えたりすると、犬の消化器官に負担がかかり、吐き気や嘔吐を引き起こすことがあります。特に油分が多い食べ物や香辛料が強い食べ物は消化不良を招くことがあります。

3. ストレスや興奮

犬はストレスや興奮によって体調を崩すことがあります。引っ越しや飼い主の不在、大きな音、旅行などがストレスとなり、吐くことがあります。

4. 感染症や消化器の疾患

犬が嘔吐する原因として、ウイルスや細菌などの感染による胃腸炎が考えられます。特にパルボウイルスやカンピロバクター、黄色ブドウ球菌などの感染症は、嘔吐を伴うことが多いです。

5. 寄生虫

犬が外で遊ぶときに寄生虫に感染し、嘔吐を引き起こすことがあります。特に回虫やジアルジアなどが原因で嘔吐が見られることがあります。

6. 中毒

誤って有害な物質を摂取してしまった場合(例:チョコレート、玉ねぎ、特定の植物など)、急激に吐き気を催し、嘔吐することがあります。この場合は非常に危険ですので、すぐに動物病院を受診しましょう。

7. 消化器系の病気

慢性的な嘔吐や食欲不振、体重減少などが見られる場合、消化器系の疾患が原因であることがあります。胃腸炎や膵炎、腫瘍などの病気が疑われることがあります。

8.必尿器系の病気

慢性的な嘔吐の原因には消化器系以外にも腎不全や尿毒症、膀胱炎、尿路閉塞など必尿器の疾患から病気が疑われる場合があります。

9.内分泌系の病気

内分泌疾患により嘔吐する事は珍しくありません。その原因として糖尿病、アジソン病、クッシング病、甲状腺機能低下症など内分泌疾患から病気が疑われる場合があります。

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■ 犬が吐くとき、受診すべきタイミングとは?

犬が嘔吐をすること自体は珍しくありませんが、以下のような場合は早期に動物病院で受診することが重要です。

1. 嘔吐が続く、または頻繁に起こる

1回の嘔吐が軽度であれば様子を見ることもありますが、嘔吐が続くまたは頻繁に起こる場合は、体調が悪化している証拠です。特に1日2回以上嘔吐が続く場合は、病院での受診を検討しましょう。

2. 嘔吐物に血液が混じっている

嘔吐物に血液が混じっている場合、胃や腸に傷がある可能性があります。血便や黒い便が見られる場合も同様です。早急に受診が必要です。

3. 嘔吐以外の症状がある(元気がない、食欲不振など、たくさん水を飲むなど)

元気がない、食欲がない、体重が減ってきたなどの症状が見られる場合、嘔吐が消化器系の深刻な病気の兆候であることがあります。この場合もすぐに受診を検討してください。

4. 嘔吐と一緒に下痢が見られる

嘔吐と下痢を同時に伴う場合、感染症や食べ物による中毒の可能性があるため、早期に診察を受けることが大切です。

5. 子犬や高齢犬、持病がある犬

子犬や高齢犬、または他の病歴がある犬では、嘔吐が命に関わるような病気の兆候である可能性があります。免疫力が低いため、病気が進行しやすいです。特に注意が必要です。
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■ あーす動物病院での診察の流れ

あーす動物病院では、犬が嘔吐する原因を特定し、適切な治療を行っています。診察の流れは以下の通りです。

1.問診・視診:犬の症状や食事内容、生活環境などを確認し、どのような状況で嘔吐が起きたのかを詳しくお伺いします。

2.検査:血液検査や便検査、必要に応じてX線検査や超音波検査を行い、原因を特定します。

3.治療法の提案:原因に基づいて適切な治療を行い、必要な薬の処方や食事療法を提案します。

■ 八潮・草加エリアで犬の嘔吐にお困りの飼い主様へ

あーす動物病院は、八潮市、草加市を中心に、地域の皆様にご利用いただいています。

犬が吐いたことで心配な方、または嘔吐が続いている場合は、ぜひご相談ください。