【獣医師が解説】犬のヘルニアとは?症状・原因・治療法を解説|八潮市のあーす動物病院
犬のヘルニアと受診すべきタイミングとは?
八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。
「急に歩き方がおかしくなった」
「抱っこしようとしたらキャンと鳴いた」
「後ろ足を引きずっている」
このような症状がある場合、「椎間板ヘルニア」をはじめとする犬のヘルニアが疑われます。
特にダックスフンドなど胴長短足の犬種では発症リスクが高く、早期の対応が予後を大きく左右します。
今回は、犬のヘルニアについて、症状や原因、治療法などを詳しく解説します。
________________________________________
症状|犬のヘルニアでよくあるサイン
犬のヘルニアにはいくつか種類がありますが、**最も多いのは「椎間板ヘルニア」**です。
以下のような症状が見られた場合は、早めの受診をおすすめします。
• 抱っこや触れた時に痛がる、キャンと鳴く
• 足を引きずる、ふらつく、段差を嫌がる
• 歩き方がおかしい(後ろ足のナックリングなど)
• 元気や食欲がない、排尿・排便がうまくできない
• 突然立てなくなる(重度)
※症状は首・背中・腰のどこに発症するかによって異なります。
________________________________________
原因|犬の椎間板ヘルニアの主な原因
椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板というクッションが飛び出し、脊髄を圧迫する疾患です。
以下のような要因が発症に関与します。
• 遺伝的素因(特にダックスフンド、コーギー、フレンチブルドッグなど)
• 加齢による椎間板の変性
• 高所からのジャンプや段差の昇り降り
• 肥満による腰への負担
• 急な運動、転倒、事故などの外的要因
________________________________________
動物病院に行くべき目安
次のような症状が見られた場合は、できるだけ早めにご来院ください。
• 抱っこや動作で痛みを示す(初期)
• 足のふらつきや引きずり
• 歩けない、立てない
• 排尿・排便ができない
• 発症してから数時間~数日の経過で悪化している
※ヘルニアは早期診断・早期治療が非常に重要です。
________________________________________
治療|犬の椎間板ヘルニアの治療法
症状の程度によって治療法は異なります。
【軽度~中等度】
• 内科治療(安静+薬物療法)
o 消炎鎮痛薬、ステロイド、神経保護剤など
o ケージレスト(2~4週間)での絶対安静
【重度(麻痺・排尿障害)】
• 外科手術(椎間板物質の除去)
o 脊髄の圧迫を解除する手術(脊椎専門施設への紹介が必要)
o 術後はリハビリや排尿管理が必要
________________________________________
あーす動物病院での治療
あーす動物病院では、身体検査・神経学的検査・レントゲン検査を行い、必要に応じてCTやMRIなどの精密検査ができる専門機関と連携しています。
また、痛みを抑えるための鎮痛管理や安静指導、手術後のリハビリ支援など、症状に応じた治療方針をご提案いたします。
________________________________________
ご自宅での対処法
• 無理に動かさない(特に段差やジャンプは厳禁)
• 抱っこする際は体をしっかり支えるように(横向きに持つ)
• ケージレストを守る(トイレ以外は動かさない)
• 痛みが強い場合や歩けない場合は、速やかに受診
※自己判断でマッサージなどを行うのは危険です。
________________________________________
予防|日常生活でできるヘルニア予防
• ジャンプや急な方向転換を避ける(ソファや階段に注意)
• 床を滑りにくくする(マットの敷設)
• 適正体重の維持(肥満は大敵)
• 高齢犬や胴長犬種は定期的に健康チェックを
________________________________________
Q&A|よくあるご質問
Q. 犬がヘルニアになったら治りますか?
→初期であれば内科治療で回復するケースも多いですが、重度の場合は手術が必要です。早期対応がカギです。
Q. 手術後は元通り歩けますか?
→術後のリハビリや神経のダメージの程度により異なりますが、多くの犬が回復しています。
Q. 自宅で安静にさせるにはどうしたらいいですか?
→ケージやサークルを使い、動きを制限した環境で生活させるのが最も安全です。
________________________________________
まとめ
犬のヘルニア、特に椎間板ヘルニアは、痛みだけでなく歩行や排尿に大きな影響を与える疾患です。
しかし、早期発見と適切な治療で、多くの犬が元の生活に戻ることができます。
「なんとなく歩き方がおかしい」「痛がっている気がする」
そんな時は、迷わずご相談ください。
あーす動物病院では、早期の診断と丁寧な説明・治療をご提供しています。
飼い主様と一緒に、大切な家族であるワンちゃんの健康を守っていきたいと考えています。
八潮市・草加市にお住まいの皆様、こんにちは。
あーす動物病院院長の横内です。
「急に歩き方がおかしくなった」
「抱っこしようとしたらキャンと鳴いた」
「後ろ足を引きずっている」
このような症状がある場合、「椎間板ヘルニア」をはじめとする犬のヘルニアが疑われます。
特にダックスフンドなど胴長短足の犬種では発症リスクが高く、早期の対応が予後を大きく左右します。
今回は、犬のヘルニアについて、症状や原因、治療法などを詳しく解説します。
________________________________________
症状|犬のヘルニアでよくあるサイン
犬のヘルニアにはいくつか種類がありますが、**最も多いのは「椎間板ヘルニア」**です。
以下のような症状が見られた場合は、早めの受診をおすすめします。
• 抱っこや触れた時に痛がる、キャンと鳴く
• 足を引きずる、ふらつく、段差を嫌がる
• 歩き方がおかしい(後ろ足のナックリングなど)
• 元気や食欲がない、排尿・排便がうまくできない
• 突然立てなくなる(重度)
※症状は首・背中・腰のどこに発症するかによって異なります。
________________________________________
原因|犬の椎間板ヘルニアの主な原因
椎間板ヘルニアとは、背骨の間にある椎間板というクッションが飛び出し、脊髄を圧迫する疾患です。
以下のような要因が発症に関与します。
• 遺伝的素因(特にダックスフンド、コーギー、フレンチブルドッグなど)
• 加齢による椎間板の変性
• 高所からのジャンプや段差の昇り降り
• 肥満による腰への負担
• 急な運動、転倒、事故などの外的要因
________________________________________
動物病院に行くべき目安
次のような症状が見られた場合は、できるだけ早めにご来院ください。
• 抱っこや動作で痛みを示す(初期)
• 足のふらつきや引きずり
• 歩けない、立てない
• 排尿・排便ができない
• 発症してから数時間~数日の経過で悪化している
※ヘルニアは早期診断・早期治療が非常に重要です。
________________________________________
治療|犬の椎間板ヘルニアの治療法
症状の程度によって治療法は異なります。
【軽度~中等度】
• 内科治療(安静+薬物療法)
o 消炎鎮痛薬、ステロイド、神経保護剤など
o ケージレスト(2~4週間)での絶対安静
【重度(麻痺・排尿障害)】
• 外科手術(椎間板物質の除去)
o 脊髄の圧迫を解除する手術(脊椎専門施設への紹介が必要)
o 術後はリハビリや排尿管理が必要
________________________________________
あーす動物病院での治療
あーす動物病院では、身体検査・神経学的検査・レントゲン検査を行い、必要に応じてCTやMRIなどの精密検査ができる専門機関と連携しています。
また、痛みを抑えるための鎮痛管理や安静指導、手術後のリハビリ支援など、症状に応じた治療方針をご提案いたします。
________________________________________
ご自宅での対処法
• 無理に動かさない(特に段差やジャンプは厳禁)
• 抱っこする際は体をしっかり支えるように(横向きに持つ)
• ケージレストを守る(トイレ以外は動かさない)
• 痛みが強い場合や歩けない場合は、速やかに受診
※自己判断でマッサージなどを行うのは危険です。
________________________________________
予防|日常生活でできるヘルニア予防
• ジャンプや急な方向転換を避ける(ソファや階段に注意)
• 床を滑りにくくする(マットの敷設)
• 適正体重の維持(肥満は大敵)
• 高齢犬や胴長犬種は定期的に健康チェックを
________________________________________
Q&A|よくあるご質問
Q. 犬がヘルニアになったら治りますか?
→初期であれば内科治療で回復するケースも多いですが、重度の場合は手術が必要です。早期対応がカギです。
Q. 手術後は元通り歩けますか?
→術後のリハビリや神経のダメージの程度により異なりますが、多くの犬が回復しています。
Q. 自宅で安静にさせるにはどうしたらいいですか?
→ケージやサークルを使い、動きを制限した環境で生活させるのが最も安全です。
________________________________________
まとめ
犬のヘルニア、特に椎間板ヘルニアは、痛みだけでなく歩行や排尿に大きな影響を与える疾患です。
しかし、早期発見と適切な治療で、多くの犬が元の生活に戻ることができます。
「なんとなく歩き方がおかしい」「痛がっている気がする」
そんな時は、迷わずご相談ください。
あーす動物病院では、早期の診断と丁寧な説明・治療をご提供しています。
飼い主様と一緒に、大切な家族であるワンちゃんの健康を守っていきたいと考えています。