CASE 症例紹介
症例報告|繰り返す皮膚の赤み・痂皮が改善した犬
症例報告
症例:繰り返す皮膚の赤み・痂皮が改善した犬
肛門上部から尾の付け根にかけて、赤みと痂皮(かさぶた)が認められました。
飼い主様が気付くほどの強い痒みはありませんでしたが、診察では皮膚に炎症が確認されました。また、胸部にも同様の皮膚症状がみられました。
検査・診断
皮膚の細胞診を行ったところ、好中球を主体とした炎症細胞と上皮細胞が認められました。一方、明らかな細菌は確認されませんでした。
発生部位やこれまでの皮膚症状、ハーネスなどによる摩擦・接触の可能性も含め、
アレルギー性皮膚炎や接触・刺激による皮膚炎を疑い治療を開始しました。
犬のアレルギー性皮膚疾患では、二次的な細菌・酵母菌の増殖を伴うこともあるため、皮膚症状だけでなく細胞診を組み合わせて評価することが重要です。
治療
皮膚の炎症・アレルギー反応を抑える治療としてアポキル及びビクタス軟膏を使用し、皮膚の状態を定期的に確認しました。
治療後は痂皮が消失し、皮膚の赤みも大きく改善しました。
現在も強い痒みなどは認められず、良好な状態を維持しています。再発の有無を確認しながら治療を継続しています。
この症例から
犬の皮膚病では、痒みが目立たなくても皮膚炎が進行していることがあります。
毛の長い犬では皮膚病変が被毛に隠れてしまうこともありますので、シャンプーやブラッシング、トリミングの際に「赤み・かさぶた・脱毛・湿疹」などがないか確認することも早期発見につながります。
🐾 この症例でかかった費用(目安)
飼い主さんが安心して来院できるよう、 今回の症例で実際に行った検査・治療の費用を「目安」としてまとめています。
■ 診察・検査
再診療 800円
細胞診など: 2000円〜
■ 治療・お薬
内服薬(軟膏・アポキルなど):約40000円〜
■ 合計(目安)
約42000円〜程度(体重約30kg換算)
※症状の程度や体質により費用は前後する場合があります。