CASE 症例紹介
症例報告|猫のアトピー性皮膚炎 NEW
💡 診断と経過
猫のアトピー性皮膚炎
年間を通して顔、とくに眉間周囲に紅斑と痂皮が出現し、強い痒みを伴うため来院。
再発を繰り返しており、アレルギー性疾患を第一に疑い検査と治療経過から猫のアトピー性皮膚炎と診断しました。
🩺 これまでの治療経過
初診時から数回の来院で、まずはステロイド外用薬などの塗布薬を使用
しかし、猫が嫌がることや塗布の難しさ、十分な改善が得られなかったことから、外用療法のみでのコントロールは困難と判断
そのため、今回ビフォー写真時の来院では、内服での全身治療としてプレドニゾロンを選択しました
🧷 今回実施した処置
抗生剤内服を1週間
プレドニゾロン内服を1週間併用
→ 顔面の紅斑・痂皮・痒みがほぼ消失
改善後は、プレドニゾロンのみを減量しながら半月分処方
→ 少量のプレドニゾロンで良好にコントロールできている状態です
🔍 内服治療へ切り替えた理由
外用薬では十分な量を安定して塗布できず、治療効果が不安定になっていたため
内服プレドニゾロンは、アトピー性皮膚炎の炎症と痒みを短期間でしっかり抑えられ、掻き壊しや二次感染を防ぎやすいため
まずは症状をしっかり鎮静させたうえで、その後は最低限の量で維持することで、副作用リスクを抑えつつ生活の質を高めることを目標としたため
⚠️ 治療リスクと注意点
抗生剤
下痢や嘔吐などの消化器症状
長期使用での耐性菌リスク
プレドニゾロン
多飲多尿、多食、体重増加など
長期・高用量では糖尿病や感染症リスクの上昇
突然の中止による体調悪化を避けるため、必ず段階的な減量が必要
本症例では、外用療法が難しかった点をふまえ、短期集中的な内服と慎重な減量で、安全性に配慮しながら良好なコントロールが得られています。
🐾 この症例でかかった費用(目安)
飼い主さんが安心して来院できるよう、 今回の症例で実際に行った検査・治療の費用を「目安」としてまとめています。
■ 診察・検査
再初診料:1000円
再診料:800円
■ 治療・お薬
内服薬(抗生物質・ステロイド):約2000~
■ 合計(目安)
5000円〜程度
※症状の程度や体質により費用は前後する場合があります。