CASE 症例紹介
猫の虹彩メラノーマ ~眼の異常から専門診療・手術へ~
猫の虹彩メラノーマ ~眼の異常から専門診療・手術へ~
【来院時】
眼の異常を主訴に来院されました。診察では眼圧の上昇などが認められ、当初は緑内障を疑い治療を開始しました。しかし、眼内の状態から腫瘍性疾患の可能性も否定できなかったため、詳しい検査が必要と判断しました。
【検査・二次診療施設への紹介】
当院で眼科検査を行ったうえで、より専門的な評価が必要と判断し、二次診療施設の眼科をご紹介しました。精密検査の結果、虹彩メラノーマが強く疑われました。虹彩メラノーマとは、眼の中にある虹彩(瞳孔のまわりの部分)に発生する悪性腫瘍のことです。
【治療】
病変の進行と将来的な転移リスクを考慮し、専門施設にて眼球摘出術が行われました。摘出した眼球の検査でも虹彩メラノーマとの診断となりました。
【術後・現在】
術後の経過は良好です。虹彩メラノーマは眼球を摘出した後も転移の可能性があるため、当院では胸部レントゲン検査や腹部超音波検査などを行い、今後も定期的に全身状態を確認していく予定です。病理学的な浸潤度などは、その後の転移リスクを考えるうえでも重要です。
【この症例でかかった費用】
診察料800円
抗生物質+消炎鎮痛剤:約1万円~
点滴:約8千円~
眼圧降下薬:2400円~
検査代(CBC、生化学、レントゲン、超音波、スリット、フルオルテスト、眼圧など):約5万~
(2次診療費用は含まれてません)