CASE

【歯科】ミックス犬 、15歳、重度歯周病(ステージ3~4) NEW

症例紹介:当院で治療した歯周病の経過   

ミックス犬

・15歳

診断

15歳のミックス犬で、重度の歯周病(ステージ3〜4)と強い口臭が認められました。 また、基礎疾患として甲状腺機能低下症があるため、治療には慎重な判断が必要な状態でした。

治療方針

事前にしっかりと健康チェックを行ったうえで、歯周病菌による感染源を取り除くことが、痛みの軽減、慢性炎症の改善、食欲の回復、そして生活の質の向上につながると判断しました。 これらの点を踏まえ、飼い主様とご相談のうえ、十分に注意しながら歯周病治療を行う方針となりました。

実施した処置

  • 深い歯周ポケットを確認

  • 動揺していた臼歯を2本抜歯

  • 歯周ポケットの洗浄・消毒

  • その他の歯のスケーリング(歯石除去)

  • 全身状態を安定させるための点滴

  • 術後感染予防として抗生剤を投与

麻酔中は心電図モニターで状態を常に確認し、安全に配慮しながら処置を行いました。

麻酔と治療のリスクについて

高齢で基礎疾患もあるため、麻酔中の不整脈の悪化や覚醒の遅れなど、一定のリスクが伴います。 そのため、点滴の併用やモニタリングを徹底し、できる限り安全に麻酔管理を行いました。

治療を選択した理由

歯周病を放置すると、

  • 強い痛み

  • 歯の動揺・脱落

  • 顎の骨が溶ける(顎骨の破壊)

  • 心臓や腎臓など全身への悪影響

といった深刻な問題につながる可能性があります。

これらの進行リスクと麻酔リスクを慎重に比較した結果、飼い主様とご相談のうえ、治療を行うことが最善であると判断しました。

費用について

検査を含めて12万円~ のご案内となります。

Before

After

執筆者情報

あーす動物病院 院長 横内 一洋(よこうち いちよう)
1967年、北海道生まれ。
酪農学園大学獣医学部獣医学科卒業。
卒業後は東京都内の動物病院に勤務し、幅広い臨床経験を積む。
2003年に東京都足立区で「アース動物病院」を開業。
2018年に八潮市へ移転し、「あーす動物病院」として再スタート。
以来、八潮市・草加市を中心に地域密着の診療を行い、
「飼い主様とペットに寄り添うやさしい診療」をモットーに、
一般診療から予防医療・健康管理まで幅広くサポートしている。

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